2014年04月21日

人物評価及び起用法「呻吟語」

「呻吟語」の中から人物評価及び起用法について述べた所がある。

その書下し分

人に観るに括して以って五品とす、高、正、雑、庸、下。
独行奇識あるは高品という、賢智者流なり。
中を選び執る有るは正品という、聖賢者流なり。
善あり過有るは雑品という、勤懲用ふべし。
短無き長無きは庸品という、世用に益なし。
邪と偽との二種は下品という、つつしみて之を
用いる無かれ。

現代語訳
「高品」ーよく諸教に通じ、しかもそれに捉われることなく現実を見据え
俗物と違い一歩高い所から判断を下せる見識を持っている。

「正品」しっかりと経験に裏打ちされた定見があり、常にどちらにもかたよらない
中庸の道を選び賢明で知恵が有る。

「雑品」良い所もあるが過も有る、信賞必罰をもって用いる。

「庸品」事なかれ主義、短所も長所も無い、いわゆる俗物。

「下品」うそ、偽りでまわりを固め本人は一向にそれを気にしない。
こういう人間は、用いてはいけない。

少し辛らつではあるが、上に立つ人間は最低この程度の見識は、
身につけておきたい。
posted by 成功の道しるべ at 14:14| Comment(0) | 日記

2014年04月18日

人物起用法-「管子」君主の慎むべき四つ

「管子」の立政篇から、君主の慎むべき四つのことがら。
現在に照らしてみれば、特に政治の分野に当てはめることが出来るが
企業組織でも考えを応用出来る。

1)才能が豊かで例え実績がある者でも、相手を尊重する心がなければ
大臣などの高位な立場で任用してはならない。
企業で云えば、部長、取締役など人事権を持つ役職。

2)自分よりその職において優れた人がいても、その地位を譲ろうと
しない者には、高位を与えてはならない。

3)君主に近い人物が、処罰の対象になった時に、手心を加える者には
兵権を委ねてはならない。今で云えば、裁判官などの司法に属する人。

4)税金を取り立てることに主眼を置き、産業の振興に目を向けない者を
地方の長官、すなわち知事、市長などに選んではならない。
企業ならば差し詰め、利益のみを追求し社会貢献をないがしろにする者のこと。
posted by 成功の道しるべ at 10:50| Comment(0) | 日記

2014年04月16日

人物観察法の弱点(言志録第40条)

人物観察法の弱点と大げさなタイトルにしたが、要はこういうこと。
すなわち、鑑定するのも人なので、その弱点が表れる。

「言志録」第40条から
書下し分

愛悪の念頭、最も藻鑑(そうかん)を塁(わずら)わす。

現代語訳
好き嫌いの思いが頭にあると、人物鑑定において正確な判断を下すことが
出来なくなる。

確かにその通りで、好きな人には欠点があっても大目にみるし、嫌いな人には
少しの間違いも許すことが出来ない。

では、どうするか。
それには、学問をして、こういう場合には判断に誤りが生じやすいと云うことを
認識しておかなくてはならない。
そうすれば、そのときの判断を訂正することが出来る。
タグ:愛悪の念頭
posted by 成功の道しるべ at 10:07| Comment(0) | 日記
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