顔淵第十二16
書き下し文
君子(くんし)は人の美(び)を成(な)し、人の悪(あく)を成さず、
小人(しょうにん)は是(これ)に反(はん)す。
現代語訳
孔先生がおっしゃった、君子は人の良い所を褒めてさらに伸びるように導き
欠点があればその欠点がそれ以上悪くならないように教え導く。
小人は君子と逆のことをしてしまう。
現代語訳(1)
孔先生がおっしゃった。
君子はその人の気ずかない長所を伸ばすように導き
欠点はそれとなく悟ように導き克服させる。
小人はそんなことなど、お構いなし。
2025年03月16日
論語-38(君子は人の美を成し)
posted by 成功の道しるべ at 23:08| 論語
2025年03月13日
論語-37(君子は和して同ぜず)
子路十三23
書き下し文
子(し)曰(のたま)わく君子(くんし)は和(わ)して同(どう)ぜず、
小人(しょうじん)は同(どう)じて和(わ)せず。
現代語訳
孔先生がおっしゃった、
君子は人と調和することが出来るが、いい加減な気持ちで人に賛成して
しまう訳ではない。自分の考えをしっかり持っている。
小人はいい加減に賛成することはあっても、人と本当に理解し合うことはない。
現代語訳(1)
君子は世界観、人生観というものが確立している、よってどのような
状況でも相手を理解し和することが出来る。
その点小人は、自分が大事なので不利にならないように同調するが
心から和することが出来ない。
書き下し文
子(し)曰(のたま)わく君子(くんし)は和(わ)して同(どう)ぜず、
小人(しょうじん)は同(どう)じて和(わ)せず。
現代語訳
孔先生がおっしゃった、
君子は人と調和することが出来るが、いい加減な気持ちで人に賛成して
しまう訳ではない。自分の考えをしっかり持っている。
小人はいい加減に賛成することはあっても、人と本当に理解し合うことはない。
現代語訳(1)
君子は世界観、人生観というものが確立している、よってどのような
状況でも相手を理解し和することが出来る。
その点小人は、自分が大事なので不利にならないように同調するが
心から和することが出来ない。
posted by 成功の道しるべ at 17:24| 日記
2025年03月10日
論語36(道に志し、徳に拠り)
述而第七06
書き下し文
道(みち)に志(こころざ)し、徳(とく)に拠(よ)り、
仁(じん)に依り、芸(げい)に游(あそ)ぶ。
現代語訳
孔先生がおっしゃった、
正しい道を身につける為に志を持ち、それによって得た徳を拠りどころにし、
仁という人間愛に寄り添い、その上で豊かな教養の世界で心を遊ばせる、
これが君子の姿である。(子や孫に読み聞かせたい論語)
解説-1
道に志し、すなわち武道、剣道、柔道、茶道、華道等々で遊ぶ境地まで行くには
他の人に対して慈しみの心で接して徳を磨き、その道で何度も反復練習し切磋琢磨
していくと、いつの間にか心を遊ばせる境地に達することが出来る。
解説-2
「道」という漢字は、「首」と「しんにゅう」で出来ています。
首は人間を表し、「しんにゅう」は往来を意味。
人が物理的に行きかう場所、それが「道(みち)」です。そこから発展して
人が何度も同じことを反復して得た技を習得する過程を「道」。
単に技術を磨くだけでなく、人としての成長をめざす過程も「道」。
書き下し文
道(みち)に志(こころざ)し、徳(とく)に拠(よ)り、
仁(じん)に依り、芸(げい)に游(あそ)ぶ。
現代語訳
孔先生がおっしゃった、
正しい道を身につける為に志を持ち、それによって得た徳を拠りどころにし、
仁という人間愛に寄り添い、その上で豊かな教養の世界で心を遊ばせる、
これが君子の姿である。(子や孫に読み聞かせたい論語)
解説-1
道に志し、すなわち武道、剣道、柔道、茶道、華道等々で遊ぶ境地まで行くには
他の人に対して慈しみの心で接して徳を磨き、その道で何度も反復練習し切磋琢磨
していくと、いつの間にか心を遊ばせる境地に達することが出来る。
解説-2
「道」という漢字は、「首」と「しんにゅう」で出来ています。
首は人間を表し、「しんにゅう」は往来を意味。
人が物理的に行きかう場所、それが「道(みち)」です。そこから発展して
人が何度も同じことを反復して得た技を習得する過程を「道」。
単に技術を磨くだけでなく、人としての成長をめざす過程も「道」。
posted by 成功の道しるべ at 12:57| 論語
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