書き下し文
貧にして客を享(もてなす)す能(あた)わず。
而(しか)も客を好む。老いて世に狗(したが)う能ず。
而も世に維(つな)がるを好む。
窮して書を買う能ず。而も奇書を好む。
現代語訳
人は歳をとるといろいろな経験を積んで、世の中が分かって来る。
ただ心が貧しいと世間のもろもろに従うことが出来ない。
しかし、どこかで世と共鳴していたい。
また、世間から歳をとって頑固だと言われる。
なので世俗と妥協出来ない。
だからといって、簡単に世を去るのは忍びない。
貧乏して書を買えない、しかし珍しい本があると欲しくなる。
奇書を好む、読書人の共鳴することだ。
2025年09月12日
酔古堂剣掃05(貧にして客を享す能わず) 。
posted by 成功の道しるべ at 10:47| 酔古堂剣掃
2025年09月05日
酔古堂剣掃04(田園真楽あり瀟酒ならずんば)
書き下し文
田園真楽あり、瀟酒(しょうしゃ)ならずんば終(つい)に忙人となる。
誦読(しょうどく)真趣あり、玩味(がんみ)せずんば終に鄙夫(ひふ)となる。
山水真賞あり、領会(りょうえ)せずんば漫遊となる。
吟詠真得あり、解脱せずんば終に套語(とうご)となる。
現代語訳
田園に本当の楽しみがある、ただし心を放り出し無心にならなければ忙人となる。
書を読むということは、真の趣があるしかし玩味しないと卑しい人間になる。
山水を愛でるのは心が洗われる、しかしその中で行われる自然の営みに
心を馳せ無ければ漫遊にすぎない。
詩や和歌を作ることは情感を養う、しかし世俗にとらわれると言葉の遊戯になる。
結局は本人の心掛け次第でどちらにもなる。
田園真楽あり、瀟酒(しょうしゃ)ならずんば終(つい)に忙人となる。
誦読(しょうどく)真趣あり、玩味(がんみ)せずんば終に鄙夫(ひふ)となる。
山水真賞あり、領会(りょうえ)せずんば漫遊となる。
吟詠真得あり、解脱せずんば終に套語(とうご)となる。
現代語訳
田園に本当の楽しみがある、ただし心を放り出し無心にならなければ忙人となる。
書を読むということは、真の趣があるしかし玩味しないと卑しい人間になる。
山水を愛でるのは心が洗われる、しかしその中で行われる自然の営みに
心を馳せ無ければ漫遊にすぎない。
詩や和歌を作ることは情感を養う、しかし世俗にとらわれると言葉の遊戯になる。
結局は本人の心掛け次第でどちらにもなる。
posted by 成功の道しるべ at 11:37| 酔古堂剣掃
2025年08月28日
酔古堂剣掃とは02
安岡正篤師の酔古堂剣掃からの抜粋。
どちらかというと、こちらの方が本質をついている。
「酔古堂剣掃」これは単なる一片の知識だとか理論というものではない。
人間が人間としての人格、人間としての教養、人間としての生活を潤す。
孟子の言葉で言うと「心広体胖」(しんこうたいはん)、人間の心を広く
体を胖(ゆた)かにする「広胖」(こうはん)という言葉があるが、心身を本当に養う。
つまり心の食べもの、「心広体胖」ならしめる精神、魂の食物であります。
ちなみに、「2014-03-28-心の機能と学問」のブログで関連する内容を書いて
いるので、参考までに!
どちらかというと、こちらの方が本質をついている。
「酔古堂剣掃」これは単なる一片の知識だとか理論というものではない。
人間が人間としての人格、人間としての教養、人間としての生活を潤す。
孟子の言葉で言うと「心広体胖」(しんこうたいはん)、人間の心を広く
体を胖(ゆた)かにする「広胖」(こうはん)という言葉があるが、心身を本当に養う。
つまり心の食べもの、「心広体胖」ならしめる精神、魂の食物であります。
ちなみに、「2014-03-28-心の機能と学問」のブログで関連する内容を書いて
いるので、参考までに!
posted by 成功の道しるべ at 11:28| 酔古堂剣掃
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