2024年10月06日

論語(先ず行う)

為政第二十三

書き下し文
先ず行う、其の言(ことば)は而(しか)る後に之(これ)に従(したが)う。

現代語訳
まず実行することが第一だ、言葉で言うことはその後で良い。
(子や孫に聞かせたい論語)より
解説
子貢は頭脳明晰で走り出して考えるよりも、考えてから走るタイプで
あった。よって、このように言われたのである。
posted by 成功の道しるべ at 14:14| 論語

2024年10月05日

論語(君子は泰かにして驕らず。

子路十三26

書き下し文
君子は泰(ゆた)かにして驕(おご)らず。小人は驕りて泰かならず。

現代語訳
出来ている人は、道義の道に従い何事にも泰然自若なので高慢になることがない。
出来ていない人は、道に外れた事をしても意に介さず威張り散らし
安心立命出来ない。

追)この章は君子と小人の内心外貌の異なる事を述べてのである。
宇野哲人氏の論語新釈参照♡♡
posted by 成功の道しるべ at 00:24| 論語

論語(君子は周にして比せず。)

為政第二-14

書き下し文
君子は周(しゅう)にして比せず。小人(しょうじん)は比して周せず。

現代語訳
君子は心が公平なので秤の様に善悪のどちらかに偏って判断することはない。
しかし小人は自分の好みや利益を考えるので物事を公平に受け止めることが出来ない。

この訳は普通流布している訳と一線を画くしている。
大体こんな感じ
現代語訳
君子はひろく交際して、特定の人物を身びいきすることはない。
小人はその逆で、特定の人物を身びいきはするが、ひろく交際することはしない。

その理由
学而第一
己(おのれ)に 如(し)かざるを友(とも)とする勿(なか)れ。
自分より劣った者は善を求め道を修めるうえの助けにならないから、
友人として交わらないほうがよい。

里仁第四3
惟だ仁者のみ能く人を好み、能く人を悪(にく)む。
ただ仁の道を心得ている人だけが、人を愛することもできるし、
人を悪むことが出来る。

また、孔子様の伝記などを読むと人を選んで交流している。
以上から考えてこのような訳にした。
posted by 成功の道しるべ at 00:12| 論語
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