一つ前のブログで論語の「学而(がくじ)第一」について書いた。
そうすると、どうしてもこれを述べないわけにはいかない。
「学問の四焉(シエン)」のこと。
これは「礼記」の中の一篇である「学記」に集録されている言葉。
学問の習得過程を比喩的に述べたもの。
第一が修焉、第二が蔵焉、第三が息焉、第四が遊焉。
第一が、之(これ)を修め、次に焉(これ)を蔵し、
之(これ)を息し、之(これ)に遊ぶ。
意味する所。
第一に、之を修める、すなわち学問でも技能であれそれを習う。
第二は、その習い覚えたものを内に蓄える、すなわち蔵する。
第三に、蔵したものを様々に整理し分類、統合する。
第四に、そこではじめて身に付けたものを、自由自在に使いこなせる。
よくよく考えてみると確かにその通り。
古人の洞察力には、恐れ入る。
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