書き下し文
謝玄暉(しゃげんき)は人才を奬(すす)むことを好む。
会稽(かいけい)の孔(こうぎ)、麄(ほ)ぼ文筆有れど
未だ時人の爲めに知られず。
孔稚圭(ちけい)嘗(かつ)て讓表を草(そう)せしめて以て玄暉に示す。
玄暉、嗟歎(さたん)良(やや)久しうし、自ら簡を折って之を写し、
稚圭に語つて曰く、是(こ)の子、声名未だ立たず、
応(まさ)に共に奬成すべし。歯牙の余論を惜しむ無かれ。
現代語訳
謝玄暉は優れた人材を推奨することを好んだ。
浙江(せっこう)省の会稽の孔はほぼ文筆、文学、教養はあったが未だ当時の
人に知られていない。孔稚圭はかつてある人物の推薦状を書かせて玄暉に示した。
玄暉は実によくできていると感嘆し、自ら紙を折り畳んでこれを写し、稚圭に語つていう
この子はこれほどできるのに、名声はいまだ知られていない。
われわれ二人で大いに推奨して立派にしようじゃないか。
しょっちゅう口にだして推奨することを惜しまないと。
参考)
謝玄暉は六朝、南宋の人、詩文に長じ、宣城内史。
李白も尊敬した人。
2026年01月24日
世説新語(謝玄暉は人才を奬むことを好む)
posted by 成功の道しるべ at 18:55| 世説新語
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