2026年01月09日

世説新語(劉凝之荊州に隱居す)

書き下し文

劉凝之(りゅうぎょうし)荊州(けいしゅう)に隱居す。適々(たまたま)歳倹(けん)なり。
衡陽(こうよう)王、錢十萬を餉(おく)る。
凝之大に喜び、錢を持して市門に至り。飢色(きしょく)有る者を見て、
悉(ことごと)く之に分與し。俄頃(しばらく)にして都(すべ)て尽きぬ。

現代語訳

劉凝之は荊州に隱居した。その年はたまたま不作で諸事不景気であった。
衡、陽王は気の毒と思って銭十万を送った。
凝は大いに喜んで、その錢を持って市街に出掛け、飢えた者をみるとその
ことごとくを分配し、しばらくするとその銭のすべてが尽きてしまった。

参考)安岡先生はこの本の中で人物学について述べている。
   「はたして人物とはなんであるか」それがあまり普段聞きなれない
    「骨力」という言葉がキーワードのよう。
    いつかそれについてまとめてみたいと思っている。 
posted by 成功の道しるべ at 14:39| 世説新語
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