論語「為政二15」
書き下し文
子曰いわく、学びて思わざれば 則(すなわ)ち罔(くら)し。
思ひて学ばざれば則ち殆(あやう)し。
現代語訳
孔子先生はおっしゃいました。
知識や芸事、技術的なことなど学んでも実践して、その結果
どうであったかを反省しないと人生の役に立たない。
また、思うだけで先人の様々な成功や失敗などを知らないと
思わぬ間違いをしてしまう。
解説
書き下し文には実践するという言葉はないが、あれこれ考えただけでは
うまくいかない場合もある。
また、実践しないとわからないことの方が多いのが現実、それ故
言わんとする事を類推して実践という語を追加した。
参照
小生の尊敬する先生は、こう言っている。
まず、経書を読まなければならない。
そして、次に歴史を勉強し、どういう時に成功し
また、失敗したかをそこから学べなければならない。
中国の王朝で秦、隋、は、三代で滅び長く続かなかった
しかし、秦の後の漢、隋の後の唐は、長期政権を敷いた。
秦、隋、を半面教師にしたんだ。
現代語訳(1)
孔子先生はおっしゃいました。学んで、その学びを自分で考えて
しっかりと自分のものにしなければ、身に付くことはありません。
また、自分で考えるだけで人から学ぼうとしなければ、
考えが凝り固まってしまい危険です。(拾いもの)
現代語訳(2)
孔子先生がおっしゃるには、知識を学んでも自分でよく考えて
研究しないと、理解があやふやになる。
また、自分の考えだけに頼って、広く先人の意見や知識に学ばないと、
独断に陥って危険である。(拾いもの)
2024年12月08日
論語(学びて思わざれば)
posted by 成功の道しるべ at 02:26| 日記
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