2024年10月27日

論語(逝ゆく者ものは斯かくの)

子罕第九16

書き下し文
子、川の上(ほとり)に在りて曰く、
逝(ゆ)く者ものは斯(か)くのごときかな、昼夜やを舎(お)かず.

現代語訳
孔子先生は川のほとりに佇んでおっしゃった。
流転の相(すがた)はこの通りだ、昼となく夜となく流れてやまない。
下村湖人『現代訳 論語』

孔子先生は川のほとりに佇んでおっしゃった。
この川の流れのように、時も人も去っていくものだなァ。
人生とはこの流れの様に留まることなく移ろっていくのである。
「子や孫に読み聞かせたい論語」より!

解説
東洋思想の核心は、この編の説く無常感。
形有るものはいつかは無に帰する。
そう思えば、自身が大海に浮かぶ一艘の小舟。

「逝ゆく者ものは斯の」これを検索していろいろ現代語訳を検討した。
その中で、この下村湖人の「流転の相(すがた)云々」この部分が
とても気に入っている、大好きなんだ!
posted by 成功の道しるべ at 22:45| 日記
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