原文
家住長松乱水間
百流合饗日潺湲
慣聞窓底何防静
坐読唐詩対晩山
書き下し文
家は住す長松乱水の間
百流合饗して日々潺湲たり
聞くに慣る窓底何ぞ静けさを妨げん
坐して唐詩を読み 晩山に対す
現代語訳
まっすぐに伸びる松の間をあちらこちらに小川が流れ
その一角に私の家があります。
一つ一つの流れが相待って、今日も明日もさらさら
流れています。
窓辺から聞こえてくるせせらぎの音がとても気持ち良いのです。
時々窓を開けせせらぎの音に誘われるまま、唐の漢詩に酔い
暮れ行く山々に思いを馳せています。
江馬細香は江戸末期の女流詩人。
硬いことばかり書いているので、チョット一休み。
仕事の合間に如何!
ちなみに、現代語訳は小生の意訳。
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