2014年07月14日

「大学」の三綱領と八条目-02

実は一つ前の記事で同じ「大学」について書いている。
ただ、数箇所に違う所がある。
それが、朱子学と陽明学の分かれ道で、為政者が朱子学を
推奨し陽明学を疎んじた理由。

まずは、ほとんど同じであるが容赦願いたい。

「大学の道は、明徳を明らかにするに在り。民に親(した)しむに在り。
至善に止(し)するに在り。
止(し)することを知りて而(しか)る后(のち)定まる有り。
定まって而る后能(よ)く静かなり、
静かにして而る后能く安んず。
安んじて而る后能く慮(おもんぱか)る。
慮りて而る后能く得。

物に本末あり、事に終始あり。先後する所を知れば則ち道に近し。
古の明徳を明らかにせんと欲する者は、先ずその国を治む。
その国を治めんと欲する者は、先ずその家を斉(ととの)う。
その家を斉えんと欲する者は、先ずその身を修む。
その身を修めんと欲する者は、先ずその心を正しくす。
その心を正しくせんと欲する者は、先ずその意を誠にす。
その意を誠にせんと欲する者は、まずその知を致す。
知を致すは物を格(ただ)すに在り。

物格(ただ)して后(のち)知至る。
知至って后意誠なり。
意誠にして后心正し。
心正しくして后身修まる。
身修まって后家斉う。
家斉いて后国治まる。
国治まって后天下平らかなり。

次回両者の違いについて説明したい。
posted by 成功の道しるべ at 20:34| 日記
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