2014年07月09日

朱子の「小学」序文

最近ずっと左脳を使うことばかりやってきたので心が少し
散漫になってきた。
今日は久しぶりに、朱子の「小学」を手に取って読んで見た。
やはり心は落ち着く。

では「小学」の序文-小学書題から

古は小学・人を教ふるに、灑掃(さいそう)・応対・進退の節、親を愛し
長を敬し師を尊び友に親しむの道を以てす。

皆、修身・斉家(さいか)・治国・平天下てんかの本もとたる
所以(ゆえん)にして、而(しこう)して必ず其をして講じて、
之を幼稚の時に習はしめ、其の習知と与(とも)に長じ
化、心と与に成って而て扞格(かんかく)勝(た)へざるの
患(うれい)無からんことを欲するなり。

今其の全書見るべからずと雖いえども伝記に雑り出づるも亦多し。
読者往々直(ただ)に古今の宜を異にするを以って、之を行ふ莫なきは、
殊(はなはだ)其の古今の異い無きもの固(もとより)未だ始めより
行ふべからざるを知らざるなり。

今頗(やや)蒐集して以て此の書を為し、之を童蒙(どうもう)に授け、
其の講習を資(たす)く。
庶幾(こひねがは)くは風化の万一に補あらんと云うのみ。 
posted by 成功の道しるべ at 20:24| 日記
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