2025年10月12日

酔古堂剣掃とは03

安岡正篤師の酔古堂剣掃からの抜粋。

全体を通して自然、田園、山水などを楽しみ、世の中の名利など
全く眼中にない悠々たる人間の生き方を見事に活写した風雅の書である。
日本では明治の人は良く読んだそうだが、昭和になってほとんど読む人を
見かけなくなったと著者は嘆く.
そこで人間の心身を本当に養う,心の食べ物・栄養として、また本当の意味の
教養として広く知ってもらうために講演を重ねた。
その講演録が前出の書である。

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ここで酔古堂剣掃が出てきたので、明治時代にこの書と共に知識人の
必読の書して読まれたものに「世説新語」があります。
酔古堂剣掃は、自然を扱ったものが多いですが、この本は家族、主従、君臣間など
人物のあり方を主に書かれています。

「酔古堂剣掃」は、個としての成熟を「世説新語」は人としての繋がりを成功させる
良い教材と考えます。



posted by 成功の道しるべ at 16:36| 酔古堂剣掃
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