2025年05月11日

論語-46(故きを温ねて新しきを知る)

為政第二11

書き下し文
子曰(のたま)わく、
故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る、以(もって)て師と為(な)るべし。

現代語訳
孔先生がおっしゃった、
先達の英知や過去の事象を参考にして現代に応用し、
解決策を見出す人は、指導者になる資格がある。

解釈
「現代に応用し」とは、過去の事象の失敗や成功から法則を見つけ出し
その法則に照らして現在の問題に適用し正解を見つけること。
偉大な人物の伝記を読むことは、非常に役に立つ。
この論語は「経書」の一種だが、その「経書」を学んだ人物がどうように
解釈して人生に役立たせたかを知ることは、有意義だ。

参考
「経書」とは原理原則を教えてくれる書物のこと。
posted by 成功の道しるべ at 23:57| 論語

論語-45(学んで時に之を習ふ)

学而第一1

書き下し文
子曰(のたま)わく
学(まな)んで時に之(これ)を習(なら)ふ。
亦(また)説(よろこ)ばしからずや。
朋(とも)有り、遠方より来たる、亦(また)楽しからずや。
人知らずして慍(いきどお)らず、亦(また)君子(くんし)ならずや。

現代語訳
孔子先生はおっしゃいました。
学んだことを時々復習し自分のものにしていくことは、なんと嬉しいことだろうか。
友人が遠方から私のために訪ねてきてくれることは、なんと楽しいことだろうか。
他人が自分を認めてくれなくても落胆しない。なんと徳のある人ではないか。
posted by 成功の道しるべ at 01:25| 論語
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