2025年02月11日

論語26(之れを如何にせん)

衛霊公第十五16

書き下し文
子曰わく、之(これ)を如何(いかん)せん、之を如何せん、
と曰(い)わざる者は、 吾(われ)之を如何ともすることなきのみ。

現代語訳
孔子先生がおっしゃった。
どうしたらいいか、どうしたらいいかと、疑問を持ち
悩まないような人を、導くことは出来ない。

其の如くなので説明不用と思われる。

参考)
聖アウグスティヌスは、あるとき自宅で隣家の子どもから「とって読め」
という声を聞き、近くにあったパウロ書簡を読んで回心したといわれる。
また、売る覚えだけれども、関係は高僧と武士だったと思うが、いつもは
世間話ばかりしていた武士が、あるとき真剣に教えをこうて来たので弟子
にしたという逸話がある。
どちらも「縁」と「時」が必要という例え。
教育者の原点ではないか?
posted by 成功の道しるべ at 16:01| 論語
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