2025年01月23日

呂氏春秋15(太上は諸を己に反す)

この記事で教科書にしたのは「天地にかなう人間の生き方」
/経世の書「呂氏春秋」を読む。
安岡正篤著
第一講-私欲を去り、公に尽くす。(全15編)

書き下し文
太上(たいじょう)は諸(これ)を己(おのれ)に反(かえ))す。
其(そ)の次は諸(これ)を人に求む。其の之(これ)を素(もと)むること
弥々(いよいよ)遠ければ其の之を推(お)すこと弥々(いよいよ)疎(そ)に、
其の之(これ)を求むること弥々彊(つよ)き者は之を失ふこと弥々遠し。」

現代語訳
一番は何事によらず、まず自分に反(か)える。その次はこれを人に求む。
その求めることが信頼出来る人ならよいが、地位、財産があるなど外面的な
繋がりのある人に求める。これほど危ういということはない。
posted by 成功の道しるべ at 06:31| 呂氏春秋
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