「天の道を変ずることなく」実はこの言葉がとても気に入っている。
本棚の整理をして、カバーが掛けてあったので何かなと思って手にする。
それが、この本。
年初の記事としては、ピッタリと思い投稿することにした。
「呂氏春秋」(りょししゅんじゅう)又は「呂覧」(りょらん)ともいう。
秦の始皇8年(紀元前239年)に完成した。
秦の宰相、呂不韋(りょふい)が作らせたもの。
現代でいう百科事典のようなもの。
秦の時代以前の宇宙観、自然観、人間観がまとめられている。
書き下し文
「天の道を変ずることなく、地の理を絶つことなく、人の紀を乱すこと無かれ」
現代語訳
1)天にも道がある。
2)地には地の筋道がある。
3)人間にも、筋道がある。
天道・地理・人紀と言って有名な言葉。
1)天にも道がある。
天には天たらしめている本質的なものがある。
2)地には地の筋道がある。
地には地の筋道、これを理と言う。
天道と結んで道理という。
3)人間にも、筋道がある。
人間にも、筋道がある、この筋道を道理に対して人紀という。
人紀とは、法、法則という意味です。
天道・地理・人紀を乱すと人間生活は成り立たたない。
「天地にかなう人間の生き方」/安岡正篤♡
2025年01月02日
呂氏春秋01(天の道を変ずることなく)
posted by 成功の道しるべ at 16:45| 呂氏春秋
検索ボックス