2014年04月16日

人物観察法の弱点(言志録第40条)

人物観察法の弱点と大げさなタイトルにしたが、要はこういうこと。
すなわち、鑑定するのも人なので、その弱点が表れる。

「言志録」第40条から
書下し分

愛悪の念頭、最も藻鑑(そうかん)を塁(わずら)わす。

現代語訳
好き嫌いの思いが頭にあると、人物鑑定において正確な判断を下すことが
出来なくなる。

確かにその通りで、好きな人には欠点があっても大目にみるし、嫌いな人には
少しの間違いも許すことが出来ない。

では、どうするか。
それには、学問をして、こういう場合には判断に誤りが生じやすいと云うことを
認識しておかなくてはならない。
そうすれば、そのときの判断を訂正することが出来る。
タグ:愛悪の念頭
posted by 成功の道しるべ at 10:07| 日記
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