2014年04月15日

人物の用い方-01

人物の用い方について一言述べてみようと思う。

水雲問答より。

(雲)
君子を使う時は、普段は恩徳を施して時に厳しく威厳をもって当たるのが
よろしい。
片や、小人は日頃は厳しく接し時として報償などを施して怨みを避ける
工夫が必要かと思います。
なぜなら、小人は心がねじけて捻くれ者が多いからです。

(水)
小人を用うる時、威厳を主として偶に恩徳を施す、中々いい考えです。

水雲問答については、時をあらためて説明する。
この書下し分は、
ここを参照

「君子と小人」については、このブログのバックナンバーの ここを参照
posted by 成功の道しるべ at 01:39| 日記

2014年04月14日

八観法-07(人物観察法)

八観法の第七条「貧すれば、その受けざる所を観る」

「貧すれば、その受けざる所を観る」この七条と八条は、
 人間観察の上で一番重要。
 何故かと云えば、その人の本質が表れるから。

貧乏すれば何を受けないかをみる。何を受けるか、では無い所がミソ。
人は困ると甘い言葉に騙されやすい、そして何もかも失ってしまう。
普段では、しないこともしてしまう、それは心にスキがあるからで
結局、ビシット締める所は締める、心の突っ支い棒が無いから。

なぜ、聖賢の教えを学ぶのか、それは「心の突っ支い棒」を作ること
になるから。

今日は、ここまで!

(1)通ずれば、その礼する所を観る。
(2)貴ければ、その挙ぐる所を観る。
(3)富めば、その養う所を観る。
(4)聴けば、その行う所を観る。
(5)止まれば、その好む所を観る。
(6)習えば、その言う所を観る。
(7)貧すれば、その受けざる所を観る。
(8)窮すれば、そのなさざる所を観る。



posted by 成功の道しるべ at 13:05| 日記

2014年04月12日

人物起用法(呻吟語)

たぶん今までの記事を読んで、それが何になるのかと疑問を
感じた部分があると思う。
であるが、成功にはどうしても人物を見分ける鑑識眼が必要。

大体失敗する時のほとんどが、人を信用してお金を失くす、投資話であったり
その他もろもろ。

私が人物を識別する上で簡単な方法は、これ。
文章に起承転結があるように、人間関係にもこれがある。

「文章の起」にあたるものが面白くないと、先に読み進まない。
これと同じように、「文章の起」に相当するものは、人の場合「挨拶」
これがうまく出来ない人は、大体ダメ。

まず、実際に会った時にきちんと挨拶出来るか。
もう一つは、メールなどで連絡を取り合う時。
タイトルの無いメール、それからタイトルが「RE***」で始まるメール。

この両者は、90パーセントの確率で平気で嘘をつく、または約束を破る。
このどちらか。
これをやる人は、本人が気ずいていないだけで、相手の人格を否定しているわけ。
ただ、「RE***」で始まってもそれが必要な場合のメールもあるので、それは除外。

さて、人物起用法と題したので「呻吟語」の治道篇から一つ。

書下し文
多事の秋(とき)に当りて、才なきの君子を用うるよりは
才あるの小人を用うるに如かず。

現代語訳

忙しい時または、難しい局面の時に、才能や能力の無い君子を使うより
その時局を打開する為に相応しい能力を持った小人に任せた方が良い。

「君子と小人」については、このブログのバックナンバーの ここを参照
posted by 成功の道しるべ at 13:01| 日記
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