2025年04月13日

論語43(晏平仲、善く人と交わる)

公冶長第五17

書き下し文
子曰(のたま)わく、晏平仲(あんぺいちゅう)は、善(よ)く人と交(まじ)わる。
久(ひさ)しくして之(これ)を敬(けい)す。

現代語訳
孔子先生はおっしゃった。
斉せいの国の宰相である晏平仲は、人づきあいを大切にした、
付き合いの長い人ほど彼を敬愛した。

解説
晏平仲は晏子(あんし)とも呼ばれ、管仲と共に春秋時代の代表的な名宰相の一人。♡
posted by 成功の道しるべ at 21:22| 論語

2025年04月01日

論語-42(三人行えば、必ず我が師有り)

述而第七21

書き下し文
子曰(のたま)わく、三人行(おこな)えば、必ず我(わ)が師有り。
其(そ)の善(ぜん)なる者を択(えら)びて之(これ)に従い、
其の善(ぜん)ならざる者(もの)にして之(これ)を改(あらた)む。

現代語訳
孔先生がおっしゃった、三人が行動をともにすると、必ず自分の先生となる人がいる。
その善い人を選んでその人を見習い、その善くない人を見て自分の身において改める。

解説
宮本武蔵の独行道の21箇条に我れ以外、皆師なりという言葉がある。
我々の周りには、善人もいれば悪人、普通人もいる。
その善人を見てその行いに習い、悪人を見て自ら反省する所はないか検証する。
あくまでも、自分が主役と考えればいいのではないか?
posted by 成功の道しるべ at 10:25| 論語

2025年03月26日

論語-41(吾日に吾身を三省す)

学而第一04

書き下し文
曾子(そうし)曰(い)く、吾(われ)日(ひ)に吾(わが)身を三省(さんせい)す。
人の為(ため)に謀(はか)りて忠(ちゅう)ならざるか。
朋友(ほうゆう)と交(まじ)わりて信(しん)ならざるか。
習(なら)わざるを伝(つた)えしか。

現代語訳(1)
曾子が言った。私は毎日何回も自分の行いについて反省している。人との付き合いに
おいて忠実さを欠いていなかっただろうか、友人と誠実につき合っているだろうか。
自分が十分に理解していない事を人に伝えたりしていないだろうか。

現代語訳(2)
曾子が言った。私は自分の考えや行いが道に外れていないか常に反省している。
また、人との付き合いに真心をもっているのか、そして友人との間で利益を
度外視して付き合っているか。
聞きかじったことを自分が体験したことのように人に話していないか。
posted by 成功の道しるべ at 22:37| 論語
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