2024年10月06日

佐藤一斎の「言志晩録」より

幕末の儒学者、佐藤一斎の「言志晩録」から

書き下し文
人事百般、都(すべて)遜譲なるを要す。
ただ、志は、即ち師に譲らざるが可なり。
また、古人に譲らざるが可なり。

現代語訳
何事においても謙遜の徳は、大事であるが
志は、たとえ師または古の聖賢といえども
妥協してはならない、己の心に忠実になれ。

どんな学問をしても最後は、自身の心に忠実に!






posted by 成功の道しるべ at 14:33| 日記

論語(質、文に勝てば則ち野)

雍也第六18

書き下し文
質、文に勝てば則ち野。
文、質に勝てば則ち史。
文質彬彬(ひんぴん)として、然る後に君子なり。

現代語訳
生まれつきの性格や才能が後天的に身に着けた教養や技能より勝っていると
粗野になる。
逆に教養や技能を伸ばしながら、性格や才能がそれに追いつか無ければ誠実さが
欠けてしまう。
その人物の内面と後天的に習得したものが相待ってこそ君子なのだ。

追)「彬彬」(ひんぴん)はうまく均整のとれた状態。♡
posted by 成功の道しるべ at 14:23| 日記

論語(先ず行う)

為政第二十三

書き下し文
先ず行う、其の言(ことば)は而(しか)る後に之(これ)に従(したが)う。

現代語訳
まず実行することが第一だ、言葉で言うことはその後で良い。
(子や孫に聞かせたい論語)より
解説
子貢は頭脳明晰で走り出して考えるよりも、考えてから走るタイプで
あった。よって、このように言われたのである。
posted by 成功の道しるべ at 14:14| 論語
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